ca15-3 上昇

腫瘍マーカーのca15-3の上昇について

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 腫瘍マーカーのca15-3は乳癌などに特異性があります。
乳癌の腫瘍マーカーとして利用されてスクリーニング検査に良く用いられています。
初期の乳癌ではほとんど陽性を示しません。
進行癌や転移性乳癌には基準値が上昇し陽性率が高く、手術後の経過観察時においては大変有用な腫瘍マーカーとして用いられています。
乳癌以外の癌に対しては反応しずらい特異的な性質を持っています。
癌の再発の目安とされてもいます。
注意として治療初期に値が一過性に上昇することがありますので、治療無効と判定しないように注意する必要があると言われています。
ca15-3はCEA(がん胎児性抗原)に比べ臓器特異性が高く、再発例での陽性率も高く、CEAと組み合わせると、より診断率を向上させることができます。
乳癌では腫瘍マーカーの数値を調べることにより、手術後の取り残しの有無、抗がん剤や放射線治療の効果、再発の兆候などの大体の目安として判断する事が可能となります。
しかし、腫瘍マーカーが高い数値を示した際も、癌の疑いがあるに過ぎませんので確定するには画像診断などを合わせて行う必要があります。

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ca15-3の基準値は30U/ml以下(25U/ml以下と書かれているものもあります)となっています。
ca15-3は加齢と共にやや上昇傾向を示しますので注意が必要です。
妊娠前期には低値になりやすいです。
妊娠33週以降では陽性を示す人もいます。
異常値が見られる場合はCEAなどの他の腫瘍マーカーや胸部X線検査や骨シンチグラム、CT検査などを組み合わせて検査する事が大切です。
進行癌になると陽性率が10パーセント以上となり、再発例では40パーセント以上となります。
再発率は再発部位により異なります。
リンパ節や骨への転移では約30パーセントであるのに、肝臓などの内臓転移では75パーセントと高率を示します。
乳癌以外では卵巣癌(陽性率約40パーセント)、子宮癌(約25パーセント)、膵癌(約20パーセント)となっています。
肺癌、前立腺癌でも測定値は上昇します。
癌だけではなく、子宮内膜症や骨盤炎症性疾患、肝炎でも上昇し高値を示します。

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