腫瘍マーカーとは 卵巣

卵巣腫瘍を診断する時に利用される腫瘍マーカーとは

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 腫瘍マーカーとは主にガン細胞(正常な細胞からも多少は作られますが)から多く作り出されるタンパク質や酵素で、ガンの有無や種類、進行状態を示す指標とされています。
そして血液を採取するだけなので容易に検査ができ広く普及しています。
腫瘍マーカーは非常に多くの種類がありますが、前立腺ガンの腫瘍マーカーであるPSAはガンの進行具合を敏感に反映し、前立腺ガンの早期発見、病気の推定、治療効果判定や予後予測に貢献しています。
しかし、一般的に腫瘍マーカーは偽陽性を示すことがあります。
また、ある程度ガンが進行していなければ高い値を示さないことがあったり、逆に進行がんでも検査値が上昇しないケースもあります。
さらに、複数の臓器で作られるためにガンに侵されている臓器を特定できないこともあります。
このように、PSA以外の腫瘍マーカーとはガンを早期発見するということよりも手軽にできる一つの目安程度となり、エコーなど他の検査の補助的役割を果たすものと考えられます。

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欧米人に多く日本人女性に少なかった卵巣ガンの発症率は増加傾向にあります。
卵巣は腫瘍が発生しやすい臓器であり、女性の20人に1人は一生のうちで卵巣腫瘍が発生するというデータもありますが、そのうちの85%は良性となっています。
卵巣ガンの場合は痛みやしこりを感じにくく、悪性腫瘍ができていても自覚症状に乏しく発見が遅くなり気付いた約半数は進行した状態となっています。
このガンに対する有効な検診法は見つかっておらず、厚生労働省のガイドラインによる「がん検診」の対象にもなっていません。
そのため定期検査が重要となり、そこで超音波検査やMRI検査などの画像診断と腫瘍マーカーの測定が有益となってくるのです。
卵巣ガン検査で利用される腫瘍マーカーにはCA125、CA19−9、CA602などがあり、値が非常に高い場合は悪性の可能性が高いことが分かっています。
そして、腫瘍マーカーは治療前だけでなく、治療中や治療後に繰り返し検査を行い、治療効果の判定や経過観察に利用されています。
従って、腫瘍マーカーとは主としてガンの早期発見というよりは診断する上での補助的な検査となり、治療していく上での経過観察の検査としての意味合いが強いものといえます。

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